はんにゃの北野武評
はんにゃの北野武評
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はんにゃの北野武評
はんにゃがまだ今ほどブレイクする前に、お笑い芸人でまだこれから、という芸人を北野武さんが自分の番組で登場させていました。
北野武さんは第一次お笑いブームの中でブラックなギャグを炸裂させた時代の寵児で、はんにゃにとっては神様にも等しい存在です。
現在のネオお笑いブームにとっても、北野武さんは特別な存在でもあるようですから、はんにゃもかなり緊張したかもしれませんね。
この番組ではお笑い芸人たちが北野武さんに直接感想を言ってもらえるということで、はんにゃもどのような評価を下されるのか不安があったようです。
はんにゃがその番組で北野武さんから受けた評価は「コント55号のようだ」というもので、実はこれはほめ言葉なのです。
コント55号といえば、お笑いの中でも練られたネタと驚くようなオチが用意されていることで伝説的になっていますから、はんにゃもそこを評価されたようです。
実は北野武さんが最上級に褒めている言葉は「くだらねえ」なのですが、過去の天才的なユニットを出して褒めたのははんにゃが初めてです。
はんにゃを「現代のコント55号」と北野武さんが評価したのは、おそらくはネタだけではなく、ネタを表現できる二人の身体能力のせいかもしれません。
はんにゃはお笑いを学んだNSCではほとんどお笑いの授業には出ずに、ダンスの授業にはよく出ていたことは有名です。
そのことからはんにゃの笑いはある意味、身体能力の良さに頼っている部分は少なくはないといってもいいでしょう。
北野武さんはコント55号をリアルに見ていますから、現実のコント55号の身体能力を生かしたコントも見ている結果、はんにゃを評価したのでしょう。
だからといってはんにゃの笑いがコント55号と似ているのではなく、北野武さんの目から見ると体の使い方が似ているのでしょう。
確かに古いお笑い番組で見るコント55号も身体能力を最大限に生かしたコントを披露していて、げんだいのはんにゃとも通じる部分があります。
北野武さんは実は芸人を本当に褒めることが少ない方なのですが、まだ拙い部分を身体能力で補っていることを評価したといえるのがはんにゃです。
はんにゃから見れば、北野武さんはお笑い芸人というよりも、世界的な映画監督というイメージが強かったかもしれません。
しかし自分の番組に出てきている若手のお笑い芸人への評価は意外とシビアで、その中で褒められたはんにゃですから、やはり実力派と言えるでしょう。
最近は身体能力だけでなく、話術によっても笑いを表現できるようになったはんにゃですから、案外北野武さんの評価には間違いがなかったかもしれません。
昔のお笑い番組のフィルムを見れば、確かにコント55号とはんにゃの共通点が見いだせますが、はんにゃのほうが笑いが暖かいかもしれません。
そこでコント55号のようだといわれたことから抜け出して、独自の世界をどんどん構築していってほしいのがはんにゃです。
コント55号
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